農業のデジタル化を推進する「農業DX構想」。
高齢化や労働力不足などの問題を、デジタル技術を活用した農業経営により消費者ニーズに的確に対応した価値を創造・提供する農業(FaaS:Farming as a Service)への変革を進めるプロジェクト「農業DX構想」が取りまとめられた。
農業DXでは、少人数でも超効率的な大規模生産を実現する、条件不利地でも適地適作で高付加価値農産物を生産・販売するなど、「消費者ニーズを起点にしながら、デジタル技術で様々な矛盾を克服して価値を届けられる農業」を目指す。
実現に向けたプロジェクト、取組課題は、
・「有機農業の見える化」「AI・データ・ドローン等を用いたスマート農業技術の開発」など生産現場におけるデジタル技術の活用
・「eMAFF地図(農水省地理情報共通管理システム)」の現場活用
・「災害対応効率化・迅速化」「農山漁村発イノベーション全国展開」など農村振興
ほか農業経営、動物衛生など多岐にわたる課題が設定されている。
構想は2030年を見通して作成され、できる限り早期に実行していく。また、デジタル技術の進歩など情勢の変化に応じて機動的にスケジュールや内容を見直していく。
参考リンク:農林水産省