トマトおいしさを「見える化」して販売する実証実験。
AIを活用してトマトの画像から味を判定。そのデータを添付して販売する実証実験が、グローリーとコープこうべによって7月と10月に行われた。
味の判定はマクタアメニティが開発した、青果スコアリング技術「おいしさの見える化技術」を使用。7月の実証実験では、トマトの画像から「甘味」「酸味」「うまみ」「苦み」「塩味」を判定し、5角形のチャート形式にしたものを添付して販売。味の見える化による消費者行動の変化やニーズを検証。14日間で約700セットのトマトを準備し、ほぼ完売した。10月の実証実験ではトマト以外の青果でも味の見える化を行い、データの収集と分析を実施している。
青果スコアリング技術は、スマートフォンで撮影した画像情報を、光の三原色(RGB)をヒストグラムにし、色の分布からAIが解析。撮影から解析まで実行できる専用のアプリがあり、対象の品目に応じて3〜5つの味覚の値から判定し、アイコンやチャートなどで表示できる。アプリは18品目に対応し福島県や山形県などの農家や、福島県のスーパーで活用されている。
参考リンク:ニュースリリース(グローリー)