ドローンとAIでネズミを追い払う鳥獣被害対策システム。

罠や薬剤を使わず、ドローンと立体マップにAIを組み合わせ、ネズミを威嚇して追い払うシステム。
将来的にはクマなどネズミ以外の鳥獣被害対策への転用を視野に。

システムは、信州大学工学部、松本工業高等学校と、長野県で燃料、食品などの卸業を展開するヤマサによる産学連携プロジェクトによるもの。
倉庫内に設置されたカメラでネズミの個体を検知し、その情報を基にAI学習させる教師データを作成。別途作成した倉庫の立体マップを使い、検知したネズミの位置を特定すると、その場所へ向かうドローンの最適な飛行ルートが算出される。ドローンには算出された飛行ルートを飛ぶ自動飛行プログラムが実装され、命令を受けるとスクランブル発進してネズミを威嚇。追い払ったあとは元の位置に自動帰還する。
現状では、ネズミ個体の写り込みが少なく、誤検知が多いという。教師データ作成のため、ネズミが多くて困っている場所の協力を呼びかけている。

参考リンク:いたドロ プロジェクト