ドローンで水田を撮影、AI画像解析で生育状況や病害虫を可視化。

ドローンで撮影した圃場の画像から、作物の生育状況、土壌の肥沃度、病害虫・雑草の発生状況を、AIを活用して分析するセンシングサービスが実用化の段階に入った。

圃場のセンシングは、RGBカメラやマルチスペクトルカメラなどを搭載したドローンを飛行させ撮影した画像から必要な情報を取得、AIを用いて解析することで実現。
作物の生育状況や土壌肥沃度では、マルチスペクトルカメラで撮影された画像からNDVI(正規化植生指数)を計測。得られたデータから生物の成育マップや土壌の窒素分布マップを作成。マップを基に施肥を変え、生育ムラや窒素ムラを軽減できる。
病害虫・雑草検知では、画像データをAIで解析し、病害虫や雑草の発生箇所を検知。画像を色分けすることで場所を明確にしたマップを作成。農薬散布ドローンとの連携で病害虫や雑草が検出された箇所のみに農薬散布を実施することができ、農薬使用量の削減につながる。

参考リンク:農林水産省