多収米栽培では目標の倍を達成。JA全農2019年度事業実績公表。

取扱高は計画(4兆6,676億円)に対し96%(4兆4,768億円)の実績となったが、多収米の契約栽培や農薬担い手直送規格など最重要実施施策では目標を上回った。

2019年度は、台風や大雨などの自然災害や、豚熱(CSF)など家畜疾病の発生、消費税増税による消費減退など厳しい状態が続き、年明けからは新型コロナウイルス感染症拡大などの危機に直面した。
最重要と位置づけた事業では、多収米の作付け提案・契約栽培が3万tの目標に対し5.8万t(前年比580%)と倍近い実績となった。また、大規模経営農家向けに大容量にして価格を下げた「担い手直送規格農薬」の取り扱いは目標12万1,769haに対し15万4,947ha(前年比148%)を達成。他に、営農管理システム「Z-GIS」のID発行数は目標500に対し617。乳牛に受精卵を採卵時に同時移植する「シンクロET」は目標2,450個に対し3,038個(前年比115%)。業務用牛乳販売は目標18万8,000tに対し19万5,000tとなった。