特定外来生物クビアカツヤカミキリの発生が拡大。
サクラやウメ、モモなどに寄生し産卵、幼虫が木の中を食い荒らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害が拡大。発生が確認されている11都府県では注意喚起を行っている。
クビアカツヤカミキリは中国、台湾などが原産。日本へは外国産梱包資材などに紛れて侵入したと考えられており、最初の発生報告は2012年の愛知県。その後2013年に埼玉県、2015年に群馬県、東京都、大阪府、徳島県、2016年に栃木県で確認され、2017年に特定外来生物に指定。2019年には茨城県、三重県、奈良県、和歌山県でも発生が確認された。
防除法としては、宿主となった樹木の伐採や、成虫の活動期前後の5月〜8月にネットを被害木に巻きつけるなどで成虫の拡散を防止。また、幼虫、成虫ともに使用できる農薬が指定されている。
参考リンク:侵入生物データベース(国立環境研究所)