農薬「担い手直送規格」、30万ha超に拡大。
2022年度「担い手直送規格」の供給実績は、面積換算で前年度比+20%の30万6,000ha。
5年間で約6倍に増加した。
通常の規格に比べ2〜3割安いため、大規模化が進む水稲農家を中心に利用が広がっている。
「担い手直送規格」とは、通常規格(1kg1袋/10a分)の約40倍にあたる20kg2袋/4ha分の超大型規格。完全受注生産で、メーカーが農家に直送することで輸送コストを削減できる分が、
安価になる。水田用が中心で、2023年3月末時点で除草剤や箱施用剤など103品目が用意されており、主に大規模農家や農業法人が利用している。
販売を始めたのは2014年、供給実績は右肩上がりで、2022年度は事業計画を3割上回った。
好調の背景には、利用層である大規模農家の増加があると分析されている。
参考リンク:農薬関係情報(農林水産省)