国産大豆で代替肉。JA全農、ベンチャー企業と提携。
肉代替食品(代替肉)の大豆ミートを製造・販売する熊本県のベンチャー企業DAIZU株式会社とJA全農が、国産大豆を原料とするプラントベースフードの開発で業務提携を締結。
提携の内容は、
(1)国産大豆等の安定的供給
(2)DAIZ社の発芽技術を活用した国産大豆食品等の開発
(3)国産大豆等の需要創出と生産振興
の3点。
大豆の発芽中に酸素や二酸化炭素、温度、水分などの生育条件を調整して大豆にストレスを与え、旨味成分や栄養価を高める「発芽技術」を活用して発芽させた国産大豆を原料に大豆ミートを製造し、全農に供給。全農グループでは大豆ミート100%商品の他、国産の豚肉、牛肉、鶏肉と混ぜた惣菜などの食品を開発していく。主食用米からの転作作物として注目を浴びる国産大豆の用途を広げ、需要創出につなげる。
全農は大豆ミートを含む新たな植物由来食品の需要拡大に応じた国産大豆の安定供給・販路拡大を2022年度からの新たな中期計画に盛り込んだ。国産大豆の取扱量は、2021年度で16万tの見込みだが、2022年度20万t、2023年度21万t、2024年度22万tと段階的に増やしていく。
参考リンク:プレスリリース(JA全農)