大豆の作付面積、過去10年で最大に。

2022年産大豆の作付予定面積は、前年産実績比で5%増加し、過去10年間で最大の12万7,802haになると見込まれる。

全国の集荷量の8割以上を占めるJA全農と全国主食集荷協同組合連合会(全集連)から農水省が作付予定面積と集荷予定数量を聞き取り、まとめた。全農は5月末、全集連は6月末時点での調査による。
作付予定面積の内訳は、全農が12万5,153ha、全集連が2,649ha。集荷予定数量は両団体計20万3,996tとなり、前年産実績比で10%の増加。こちらも過去10年間で最も多い。
主食用米の需給緩和を受け大豆への転換が進んだため、集荷する39道県中32道県が前年産並み、もしくは前年より増えると見込んでいる。作付予定面積が最も大きい北海道は前年産比+5%の3万9,174ha。次いで2位の宮城県が同+10%の1万1,112ha。3位の秋田県が同+7%の8,067ha。
品種別の作付予定面積は、西日本の主力品種「フクユタカ」が+3%の3万2,750haと最も多く、次いで北海道の「とよまさり」+9%の3万141ha。東北、関東で多い「里のほほえみ」+12%の1万2,471ha。秋田県などで多い「リュウホウ」+9%の1万1,430ha。

参考リンク:大豆のホームページ(農林水産省)