千葉県の水稲新品種の名は「粒(つぶ)すけ」。「コシヒカリ」より粒が大きく、ほどよい粘り。
千葉県は2020年秋から本格出荷が始まるコメの新品種を「粒すけ」とした。「コシヒカリ」に比べて粒が大きく、ほどよい粘りがあり、食味の良さも同等以上の品種で、今秋から消費者へのPR活動を始める予定。
同県が開発した主食用米新品種は、2006年デビューの「ふさこがね」以来、14年ぶり。
「粒すけ」は収量が多く、肥料を正しく使えば、同じ面積でコシヒカリより20%多く収穫できるという。茎が短く強風で倒れにくい特性も持っている。2020年産の作付面積は200haで、1,000tの収穫を予定している。
千葉県流通販売課は「粒すけは魚や肉、寿司、丼物などいろいろな料理に合う」と強調、来年のデビューを待たず、2019年10~11月に「粒すけを」使った料理を県内の飲食店で提供するPRキャンペーンを展開予定。農産物直売所などのイベントでも試食用サンプルを配布する。