高温耐性水稲の作付面積は、5年で1.8倍に増加。

高温耐性水稲の2021年産の作付面積は16万999haで、主食用米の作付面積(130万3,000ha)の12.4%を占める。
2017年産では9万3,754ha(全体の6.8%)。5年間で1.8倍に増えた。

高温耐性品種とは、栽培時の気温がこれまでより高温な状況が続いても、玄米品種や収量が低下しにくい品種。
2021年産では35府県で作付けの報告があり、作付面積の多い順に「きぬむすめ(2万2,432ha)」、「こしいぶき(2万100ha)」、「つや姫(1万7,101ha)」、「ふさこがね(1万1,800ha)」となった。
・「きぬむすめ」はコシヒカリより1週間程度晩生で、食味はコシヒカリと同等。島根県、岡山県、鳥取県での作付けが多い。
・「こしいぶき」はコシヒカリの孫にあたる。コシヒカリより10日程度早生で、新潟県で作付けされている。
・「つや姫」は山形県で開発され、山形県のほか、宮城県や島根県での作付けが多い。
・「ふさこがね」は千葉県で開発・作付けされている早生品種。

参考リンク:地球温暖化対策(農林水産省)