肥料は農協で買う農家が7割、重視しているのは「品質」。
「肥料の購入・利用実態に関するアンケート調査」の結果を農水省が公表。アンケートは2015年12月~2016年1月に農水省が実施。回答農家は2,170件、各県からは平均約50戸の農家が回答した。農家回答の平均経営面積は約13ha、法人経営割合は約20%という内訳。
農業者が肥料を購入する場所は、「農協」が70%、「肥料商・資材店」が30%弱。「ホームセンター」は3%。一方、「農協」からはまったく肥料を購入しない農業者は10%弱。
農家が肥料の購入先を選ぶときに、重視していることの上位3つは、「品質が安定している」が60%、「価格が安い」が約50%、「自分のこだわりに合った銘柄を扱っている」が40%弱。
販売店に対する満足度の評価では、農協は、「品質の安定」「銘柄の充実」「配送」「経営支援」への満足度が高く、「価格」への満足度は低かった。肥料商・資材店は、「品質の安定」「配送」「こだわり銘柄の取扱い」「肥料提案」への満足度が高く、「経営支援」への満足度が低かった。 肥料購入時に入手した情報量は、「十分だった」が約50%、「不足だった」が30%弱、無回答が約20%。肥料に関する情報の入手先は、「農協」が70%強、「肥料商」と「農家仲間」が各々50%弱。