春肥の補填額は、秋肥と同じ1万円あたり1,444円に。
化学肥料の2割低減に取り組む農家に対し、肥料価格高騰分の7割を補填する「肥料価格高騰対策事業」の、春肥での補填額が決定。
肥料価格の上昇率を秋肥と同様の1.4倍に設定、全国に通知した。
支援金の交付額は、
支援金 =[当年の肥料費 −(当年の肥料費÷価格上昇率÷使用量低減率)]×0.7
の計算式で求められる。
「使用量低減率」は0.9に固定。「価格上昇率」は2022年11月〜2023年1月の農業物価統計による肥料価格の動向から、秋肥と同様の1.4に設定。このため1万円あたりの支援金額は1,444円となる。
支援金には秋肥と春肥を別々に補填するほか、北海道、長野県、富山県、福井県、京都府、大阪府、奈良県の7道府県を対象にした、秋と春を一本化して補填する方法があり、一本化方式での算定値も1.4で確定。
補填は化学肥料に限らず、堆肥などの購入分にも適用される。
参考リンク:肥料価格高騰対策事業(農林水産省)