遠隔地からリアルタイムで施設園芸生産者に栽培指導。

スマートフォン・タブレット端末などを活用して遠隔地から栽培指導するシステムの実証実験を、NTT東日本とJA全農がこの秋から開始する。

実証実験では、東京都調布市のNTT中央研修センタ内に新設された「遠隔栽培指導センタ(通称:コックピット)」から、栃木県、高知県、佐賀県でトマト、ナス、キュウリを栽培する「ゆめファーム全農」の園芸施設などに対し、圃場の映像・音声・環境や生育調査データの共有と訪問指導に近い精度での遠隔指導が可能になるかを調べる。
これまで全農では現地訪問による栽培指導を行い、その補完手段としてデータを電子メールやSNSなどで受け取り、遠隔での助言や支援を実施している。ただ、実際の作物状態など圃場の状況をリアルタイムで共有することが難しく、また栽培技術者の不足から十分な栽培指導が困難などの課題があった。リアルタイムでの遠隔栽培指導は、限られた栽培技術者でより多くの生産者の要望に、実訪問と近い制度での栽培指導を行うことが可能となることを目指す。

参考リンク:NTT東日本