農業技術10大ニュース スマート農業など集中。
農水省が選定した「2019年農業技術10大ニュース」は、以下のとおり。
1.東京農工大学などの研究グループなどは薬剤と同等以上の効果のある種籾の温湯消毒を開発。
2.農研機構がICTによる自動化で管理労力と費用を削減した配水管理システムを開発。
3.農研機構、東北学院大学などでコウモリが発する超音波を模倣した人工の超音波でガを追い払う装置を開発。
4.高知県、富士通、Nextremerが、出荷データなどをクラウドに収集し、果菜類の日々の出荷量や品質、部会内の成績に加えて、今後の出荷予測などがスマホ等で閲覧共有できるAI活用の「高知県園芸品生産予測システム」を開発。
5.北海道大学などの研究グループが牛白血病の新たな制御方法、抗ウイルス効果の確認に成功。
6.佐世保工専が、水田の侵略的外来種であるジャンボタニシが電気に対して反応する「走電性」を示すことを発見、実証。
7.理化学研究所と農研機構が、乳汁を核磁気共鳴装置(NMR)で計測することにより、乳牛の乳房炎を早期診断できる手法を発見。
8.農研機構などの研究グループが、中規模養豚農家向けの、日本の狭い豚舎通路に対応可能なコンパクトかつ安価な豚舎洗浄用ロボットを開発。つらい洗浄作業を大幅に省力化。
9.農研機構、理化学研究所、岡山県農林総合センター生物科学研究所がイネの重要病害である紋枯病に強くなり、かつ、花が大きくなる遺伝子を、イネから発見。
10.鹿児島県、松元機工、日本計器鹿児島製作所が、茶摘み作業を自動化できる「無人茶摘み機」を開発、受注販売を開始。