大豆作付け前年比+3%。4年ぶりに前年を上回る。
2021年産の大豆作付面積は前年比+3%(4,500ha増)の14万6,200ha。小豆は前年比−12%(3,300ha減)の2万3,300ha。大豆は4年ぶりに前年を上回った。小豆は2019年、2020年と2年連続で前年比プラスだったが、マイナスに転じた。
最大産地の北海道での作付面積は、大豆が前年比+8%(3,100ha増)の4万2,000ha、小豆が同−14%(3,100ha減)の1万9,000ha。新型コロナウイルス禍で需要の落ちた小豆から大豆への転換が大きく進んだため。他の産地では米からの転換が進んでいるが、微増にとどまった。
田畑別では、大豆が「田」+1%(1,500ha増)の11万5,700ha、「畑」+11%(3,000ha増)の3万500ha。小豆が「田」−10%(340ha減)の3,380ha、「畑」−13%(3,000ha減)の1万9,900ha。
他の主産地でも、コロナ禍による主食用米の消費減が広がる中、大豆への転換が拡大。作付面積全国2位の宮城県は+2%の1万1,000ha、3位の秋田県も+2%の8,820haと増加。
豆腐、豆乳、納豆など、今後5年間で国産大豆の需要は約2割増えると見込まれ、今後も重要な転作作物であると位置づけている。
参考リンク:農林水産省