農林水産物・食品の輸出が1兆円を突破。

2021年の農林水産物・食品の輸出額が、11月までで1兆633億円に達し、年間で初めて1兆円を突破した。

11月単月の「食料品」輸出額は899億円。1月〜10月の「農林水産物・食品」の輸出額は9,734億円であることから、1月〜11月累計で1兆633億円となり、11ヶ月で1兆円を突破した。「食料品」の統計には真珠や木材などの農林水産物は含まれないため、「農林水産物・食品」の輸出額は更に上積みされる見通し。
日本酒、ワインなど酒類の輸出が好調なほか、牛肉やイチゴ、ミカンなど果実が堅調に推移し、輸出額を押し上げた。また、コロナ禍による巣ごもり需要や、外食需要の回復傾向などが影響したとみられる。
1月〜10月までの実績では、輸出額の4割をアルコール飲料や清涼飲料水などの「加工食品」が占めた。加工食品を除く野菜や果実、穀物などの「農産物」が3割、林産物と水産物を合わせて3割という構成比となった。

参考リンク:農林水産物輸出入統計(農林水産省)