夏場に、ニュージーランド産輸入リンゴ、攻勢。

2019年上半期(1~6月)の輸入量は過去5年で最多のペース。最近はリンゴ輸入量の9割をニュージーランド産が占めるが、環太平洋連携協定(TPP)で関税が17%から段階的に下がり、現状は11.4%になるなど、ニュージーランド産は特に輸入しやすくなっている。ニュージーランド産リンゴは価格が安く、夏場は国産の貯蔵リンゴの1/3の価格で販売する小売もあるほど。食味も上々、包丁を使わず丸ごと食べられる小玉なので、手軽さも人気だ。
リンゴの輸入量は着実に増加しており、財務省の貿易統計で上半期の輸入量は3,700tで、前年1年分の輸入量の99%に達した。特に6月は2,100tと単月で統計開始以来最多。