2018年の新規就農者は5万5,810人で前年並み、このうち49歳以下は1万9,290人で7.1%減少。
農水省の調べによると、2018年の新規就農者は、2年連続で5万人台をキープした(2015年、2016年は6万人台だった)。新規就農者を就農形態別にみると、新規自営農業就農者4万2,750人、新規雇用就農者9,820人、新規参入者3,240人。
49歳以下の若手新規就農者数は1万9,290人で、前年から7%減って5年ぶりに2万人を割り込んだ。
49歳以下で減少が特に目立ったのは、法人などへの雇用就農者。前年比11%減の7,060人だった。自営農業就農者は1万人を割り、前年比2%減の9,870人。土地や資金を調達して就農した「新規参入者」は、前年比13%減の2,360人と、どの就農形態でも減少した。
減少の理由は、他産業との人材獲得競争が激しくなったことで、若手が他産業に流れているのが現状。