農業担い手は高齢化が進み、更に減少する見込み。
基幹的農業従事者は年々高齢化が進み、就業者数はほぼ横ばいだが減少傾向。また、今後5〜10年を見通した地域農業ビジョン「人・農地プランの実質化」でも、活発な話し合いが持たれている農業集落は約3割。
農業就業人口のうち、普段の仕事として主に自営農業に従事している「基幹的農業従事者」は、2010年が205万人(うち60代以下110万人)/平均年齢66.1歳。2015年が176万人(同93万人)/67.1歳。2020年が136万人(同66万人)/67.8歳。年々減少傾向が見られ、高齢化が進んでいる。
農業就業者数は1960年に1,273万人で全産業就業者数(4,436万人)の28.6%だったが2020年には213万人(同3.2%)。2005年に300万人を割り込んで以来、ほぼ横ばいだが減少傾向が続いている。
地域の話し合いのプロセスを経て作成される「人・農地プランの実質化」では、14万農業集落のうち、活発な話し合いが行われている集落は約4万地区(約3割)。これから取り組みが必要とされる集落は約7万地区(約5割)。話し合いの活性化が困難な集落も約3万地区(約2割)存在する。
参考リンク:農林水産省