若手農業者の経営の課題など、アンケート結果
49歳以下の基幹的農業従事者がいる販売農家(若手農家)は、いない販売農家(非若手農家)に比べ戸数は大幅に少なくなっている。若手農家では、この10年間で個々の経営の規模拡大が進む中、常用雇用が増えるとともに、投資を通じて労働生産性と農業所得の向上を実現している姿が確認できた。
農業の魅力については、若手農業者の1位が「裁量の自由度の大きさ」46.5%、2位が「時間の自由度の大きさ」42.1%。現在の経営課題は、若手農業者の1位「労働力の不足」47.3%、2位「品質に見合わない売価」34.8%。今後伸ばしていきたいのは、1位「単価の向上」70.6%、2位「高品質化・ブランド化」53.1%。49歳以下の農業従事者1,885人に対し、日本の農業の現状や考えを、若手農業者と経営者の2つの視点で分析を行った結果が農業白書の中に掲載された。