有人地帯上空でのドローン飛行実現に向け、新たに技能証明制度（操縦免許）を創設。

2022年度を目途に、これまで認められていない「有人地帯における目視外飛行（レベル4）」を実現するための航空法改正案。

ドローンの飛行には、飛行場所や飛行形態によってレベル1〜4までが設定されている。
レベル1：空撮や橋梁点検など、目視での操縦飛行
レベル2：農薬散布や土木測量など、目視での自動／自立飛行
レベル3：無人地帯における、目視外の自動／自立飛行
レベル4：有人地帯における、目視外の自動／自立飛行
このうち、レベル3までは現行の航空法で認められているが、レベル4は飛行が認められていない。
レベル4飛行の実現に向け、機体の安全性に関する認証制度（機体認証）と操縦者の技能に関する証明制度（操縦免許）を創出するとともに、事故防止・状況把握のための運行管理ルールを法令で明確化することを決定。機体認証、操縦免許を取得し、飛行ごとに許可・承認を受けることでレベル4飛行を可能にする。
また、これまで飛行ごとの許可・承認が必要なレベル3以下の飛行に関し、機体認証、操縦免許の取得で審査の省略や、承認自体を不必要とする規制の合理化・簡略化を図る。

参考リンク：国土交通省