キャベツの収穫日を2週間前に誤差1日で予測する技術を開発。

これまで2週間前の時点での経験による予測では11日程度の誤差があったキャベツの収穫日を、誤差1日で予測できる技術。

開発された技術では、まずキャベツの圃場を空撮した画像から葉の面積を算出。更に気象予報データ、定植日、栽植密度、品種の各データを育成シミュレーションモデルに入力し、日別の個体結球重を試算。設定した結球重の出荷規格と試算で算出した値が適合するするキャベツを選別し、出荷規格に合うキャベツの合計重量を圃場全体の予想収穫量として導き出す。人の経験による予測では、収穫遅れによる裂球発生率が1割程度あり、収量は10a当たり約8t。これを精密予測によって裂球発生率の半減と同9tの収量を目標としている。
2020年度は北海道で実証実験を開始しているが、2021年度は北海道外での実証も計画されており、2023年度には運用を始めるとしている。

参考リンク:農研機構