改正航空法施行、ドローンの酒気帯び操縦、飛行前点検の不履行、危険飛行、迷惑飛行などには罰金。

無人ヘリ、ドローンなどの無人航空機の事故が増えていることをうけて、国交省が航空法を改正し、規制を強化する動きは既報のとおりだが、その改正航空法が9月18日から施行された。
無人航空機の事故は2018年で79件。このうち農業利用による事故はまだ3件にとどまっているが、今後、農薬散布のほかスマート農業実践など農業分野でのドローン利用が急増する流れの中で、農業利用による事故も増えていくことが予想される。
国交省の報告では、農業利用による事故のすべては農薬散布中の事故で、電線や家屋、走行中の車両などへの接触事故が多い。
施行された改正航空法では、酒気帯び操縦、飛行前点検の不履行、危険飛行、迷惑飛行などに対する罰金も規定。このほか罰則は、原則、公道や公共施設の上を飛んだときに適用される。国交省ではドローンなどの飛行ルールをホームページに掲載するなど、注意喚起を行っている。