ドローンビジネスの市場規模は前年度比31%増。今後さらに拡大の見通し。
日本国内の2020年度ドローンビジネス市場規模は1,841億円で前年度より432億円/31%の増加。2021年度には25%増の2,305億円、2025年度には2020年度の3.5倍にあたる6,468億円に拡大すると見込まれる。
分野別では、ドローンを活用した業務の売上げ「サービス市場」が最も大きく、前年度比36%増の828億円。次いで「機体市場」の607億円(同27%増)、バッテリー等消耗品販売などの「周辺サービス市場」の405億円(同24%増)。
各市場とも今後の拡大が見込まれ、5年後には「サービス市場」が約5.3倍の4,361億円、「機体市場」が約2.2倍の1,310億円、「周辺サービス市場」が約2倍の797億円に達すると予測。
「サービス市場」の産業分野別では、ドローン活用の効果が明確になってきている「農業」「土木・建築」「点検」「公共」などの分野で現場実装の段階に進みつつある。またレベル4(有人地帯の目視外飛行)の2022年度での実現に向けた各種実証実験など、多くの取り組みがみられた。これらドローンの産業利用が進むことから、「機体市場」「周辺サービス市場」共に引き続き成長するものと予想。
参考リンク:インプレス総合研究所