ドローンの事故、2021年度は139件。

2021年度に国土交通省へ報告があった無人航空機(ドローン)の事故は139件。3割が農業関係。
2019年度以前にはほとんどなかったが、2019年度以降は毎年2〜4割で推移。
農薬散布中の事故が目立つ。

報告された事故の内訳は、空撮時が60件(43.2%)で最も多く、次いで農業関係の45件(32.4%)、橋梁などの検査10件(7.2%)、操縦訓練6件(4.3%)、その他18件(12.9%)。
2022年度の事故件数の発表はまだだが、4月〜11月に54件あり、うち11件が農業関係。
農業関係の事故は、農薬散布の多い時期に集中。2022年度では7月中旬〜9月初旬に集まっていた。最も多かったのは2021年8月の27件、次いで7月の12件、9月の4件、4月と2022年1月が1件ずつ。
事故の多くは、ドローンが電線などに引っかかって墜落、機体損傷といったもの。なかには操縦者を含む人や第三者の所有物に被害が及ぶケースもあった。
国土交通省は、使用時や日頃の管理に関する注意点をまとめたガイドラインを1月に出しており、安全確保を呼びかけている。

参考リンク:無人航空機による事故等の情報提供(国土交通省)