子実コーン作付面積、前年比1.5倍に伸び過去最高に。
国産濃厚飼料として注目が集まる子実用トウモロコシの2022年作付面積は、前年比+52.9%の1,575ha。
生産量は前年比+40.6%の9,342t。
子実用トウモロコシは、輸入トウモロコシと同様に子実(粒)のみ収穫、乾燥、破砕して飼料原料にする。作付面積は、2014年の109haから右肩上がり。生産量も839tから8年で11.13倍に拡大している。
2022年は宮城県などで大規模な実証事業が始まり、岩手県、秋田県など東北各県での増産が目立つ。北海道を除く都府県の作付面積は600haで、前年から約3倍にまで増加している。これは、輸入トウモロコシが高騰しているため、国産飼料の増産機運が高まったため。
子実を含めた雌穂全体を飼料にするイアコーンは、作付面積が137ha。生産量は2,186tを見込む。作付面積は2018年の186haをピークに減少傾向だったが、増加に転じた。生産量も前年より4.3倍に増加している。
参考リンク:飼料(農林水産省)