チャハマキ、埼玉で注意報。
埼玉県内全地域でチャハマキ第1世代成虫の発生が平年より非常に多く、第2世代幼虫の多発が予想され、翌年の新芽に影響を及ぼすことが懸念される中、埼玉県は病害虫発生予察注意報を発令。
茶業研究所(入間市)の予察灯調査によると、チャハマキ越冬世代成虫の誘殺数は平年より多く、巡回調査でも第1世代幼虫の発生量が平年より多かった。6月末までのチャハマキ第1世代成虫の誘殺数は、平年(平成21年~平成30年の平均)の約15倍となったことから、注意報は県内全地域に対して発令された。
今後の多発を防ぐためには、第2世代幼虫の発生密度を抑えることが重要。薬剤による防除適期は発蛾最盛期の7~10日後、圃場での発生状況を確認し、若齢幼虫期をねらって薬剤散布を行う。深刈り等更新処理も、生息密度を低減させることができる。