農作業事故、7月は30件発生。

2021年7月に発生した農作業中の死傷事故は、農業機械作業に係るものが14件、熱中症などその他が16件の計30件。

農業機械作業中の事故のうち、常用型トラクターによるものが5件、動力刈払機によるものが3件、動力防除機によるものが2件あった。
その他のうち、熱中症による事故が9件報告され、うち5件が死亡事故。これらは全て7月中旬に発生しており、死亡事故の殆どが一人での作業中に発生し、倒れているところを発見されている。9月以降も熱中症リスクの高い日があることが予想されるため、なるべく単独行動を避け、やむを得ない場合には家族や知人同士で定期的に異常がないか確認しあうことを推奨。
また、これからの季節では例年、収穫機の回転部に巻き込まれる事故が多く発生。自脱型コンバインの手こぎ作業では、指や腕の切断など重大事故も報告されている。日が落ちる時間が早くなり、作業も焦りがちになるが、収穫機の詰まりを取り除く際には必ずエンジンを停止させること、手こぎ作業では手袋を外す、袖口を締めるといった作業の基本を徹底することを求めている。

参考リンク:農林水産省