農林水産物の輸出、上半期は5,000億円超えに。

今年1月〜6月の農林水産物輸出額は5,407億円(対前年同月比+30.8%)と好調で、上半期としては初めて5,000億円を上回った。新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年同期(4,486億円)と比較しても+20.5%の大幅な増加。

上半期で特に大きく伸びたのは「牛肉」+119.3%(223億4,832万円)、「アルコール飲料」+83.1%(563億7,181万円)。アルコール飲料のうち、「ぶどう酒」+203.2%(2億9,919億円)、「清酒」+91.7%(174億9,442億円)は特に大きく伸びた。
他に「いちご」(+76.1%/29億3,528万円)、「りんご」(+67.5%/65億3,858万円)、「しいたけ(乾燥)」(+149.1%/2億4,503万円)、「乾燥豆」(+295.1%/4,465万円)が大幅な増加。
前年同期比でマイナスとなったのは、「鶏肉」(−48.4%/5億1,672万円)、「野菜(生鮮・冷蔵)」(−4.2%/7億1,715万円)。
主な輸出先の中国・米国などの経済が回復傾向をみせており、このまま順調に推移すれば、通年で1兆円に達する可能性も出てきている。
6月単月の農林水産物輸出額は946億円(前年同月比+24.7%)。うち農産物は639億円(同+24.9%)。

参考リンク:農林水産物輸出入統計