農作業死傷事故、10月は36件。
10月に発生した農作業中の死傷事故は36件。そのうち、農業機械作業に係る事故は26件、その他が10件あった。
農業機械作業の事故のうち、乗用型トラクターが10件。このうち、転落・転倒・轢かれ事故により、6人が死亡。また、コンバインが4件、動力防除機が3件ほかがあった。トラクターの転落・転倒事故は水田や畑など圃場内だけでなく、公道でも多く発生。このため、安全キャブ・フレーム、ランプ・反射板など備えるべき機器の整備や、操作の安全確認・事故予防対策など公道での農機による重大事故防止を呼びかけている。
農業機械作業以外での死傷事故では、果樹収穫時の脚立からの転落など、高所からの転落事故が4件発生。脚立での事故防止には、(1)脚立設置時に最下段に乗って体全体で脚立の脚を踏み込む、(2)天板に乗らない、(3)開脚防止チェーンをかける、(4)昇降時に物を持たない、(5)脚立から身を乗り出さない、の5つのポイントを周知。また、高所作業ではヘルメットの着用を呼びかけている。
参考リンク:農林水産省