農作業事故、6月は42件発生。

2021年6月に発生した農作業中の死傷事故は、農業機械作業に係るものが29件、高所から転落など、その他が13件の計42件。

農業機械作業中の事故のうち、乗用型トラクターによるものが10件、歩行型トラクターによるものが6件、刈払機によるものが3件あった。
気温の高くなる夏場は、熱中症のリスクが高くなるため、農作業の際には2人以上で行うことを推奨しているが、刈払機の作業では周囲の人を誤って傷つけてしまう危険がともなう。3件の刈払機による事故には、複数人での組作業の最中に起こったものがあった。
刈払機の作業を行う際は、保護メガネの装着など装備による対策を徹底した上で、組作業を行う場合には「15メートル以内に人を近づけない」、「前方から合図して近づく」などの安全を確保する作業手順をあらかじめ確認してから行うことを推奨。また、斜面の上と下で同時に作業すると、斜面の上の作業者が滑落した場合に下の作業者の刈払機と接触する危険があるため、絶対にしないよう求めている。

参考リンク:農林水産省