大豆作付面積伸び悩み、3年連続、前年産を下回る。
2020年産の大豆作付面積は前年産比1%減の14万1,700ha。3年連続で前年産を下回った。
大豆の2030年度生産努力目標は、2018年度実績の1.6倍相当の34万tに設定。2021年度予算の概算要求では大豆などの生産体制強化に向けた新規事業も盛り込まれた。
主食用米の転作作物として作付けする割合が多い大豆だが、ここ数年米価の回復から転作が減り、2017年産で15万200haあった作付面積は2018年産で14万6,600ha、2019年産で14万3,500haと3年連続で減少。大豆は水田作付けが8割を占めるため、主食用米の価格や作付面積と連動して増減している可能性があるとも見られている。
大豆増産目標の達成には10a当たりの収量向上と合わせ作付面積を広げる必要があり、転作作物に助成する水田活用の直接支払交付金などを通じて作付面積の維持・拡大を目指す。
参考リンク:農林水産省