有機農業に地域ぐるみで取り組む産地「オーガニックビレッジ」。

有機農業の生産から消費までを一貫し、農業者だけでなく事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取り組みを進める市町村を「オーガニックビレッジ」と呼ぶ。
2021年度から支援を開始し、2025年までに100市町村で創出することを目標とする。

まずそれぞれの地域で「有機農業実施計画」を検討。まとまった段階で「オーガニックビレッジ宣言」を行う。策定後は計画に基づいた取り組みを進めていく。また、同時に試行的に有機農業の生産、流通、加工、消費の取り組みを行う。
試行的な取り組みとしては、
・消費の拡大に向け、新たな品目の試験栽培
・生産技術向上などのため、先進地の視察
・地域で初めて導入する生産技術や資材の実証試験
・省力化のための作業機械・設備の実証試験
・農福連携による労働力確保の試験導入
・堆肥に関する検討会の開催
・有機農業推進に向けた講演会の開催
などが挙げられている。
2023年5月時点で宣言を行なっているのは、29道府県51市町村。

参考リンク:オーガニックビレッジ(農林水産省)