有機農業への転換に助成。

有機農業への転換初年度の農地に対し、10aあたり最大2万円を助成。
資機材の購入や作業者の雇用などの費用を支援し、有機農業の拡大につなげる。

有機栽培は慣行栽培に比べ除草作業の負担が大きく、人件費や除草機の購入費などが必要になる。また、有機種苗や堆肥、緑肥などの費用も必要となる。そのため「みどりの食料システム戦略緊急対策交付金」で新設する「有機転換推進事業」で支援を行う。
これまで慣行栽培だった農地を有機栽培に切り替える/遊休地で有機栽培を始めるなど、有機栽培の転換初年度の農地を対象に、10aあたり最大2万円を助成。ただし、別の農家が前年まで有機栽培をしていた農地を引き受けて有機栽培を始める場合には対象とならない。
助成金の使途は限定しないが、事業活用の要望が多い県では助成単価が10aあたり2万円を下回る可能性がある。
「みどりの食料システム戦略」では、2050年に有機農業の面積を全耕地面積の25%(100万ha)とする目標を掲げており、面積拡大につながる取り組みを、この事業で支援していく。

参考リンク:みどりの食料システム戦略(農林水産省)