「イチバンボシ」よりも1割以上多収で、”しわ粒”ではない「もち麦」を育成。
農研機構が、水溶性食物繊維のβ-グルカン含量を従来のモチ性大麦(もち麦)品種の2倍以上含み、炊飯後の変色が少ないモチ性の六条裸麦品種「フクミファイバー」を育成した。裸麦の基幹品種「イチバンボシ」よりも1割以上多収で、従来の高β-グルカン大麦品種のような”しわ粒”ではないため整粒収量が高い品種。麦ごはん用のほか、高β-グルカン大麦粉を用いたパンや麺類・菓子類・グラノーラなどへの利用も期待される。
関東以西の温暖地での栽培に適している