環境負荷を減らす栽培技術の検証に助成。

「みどりの食料システム戦略」実現に向け、それぞれの産地に適した「環境にやさしい栽培技術」、「省力化に資する先端技術」を取り入れた「グリーンな栽培体系」へ転換するための、技術の検証と定着を支援する新たな助成事業が始動。

支援の対象となる「環境に優しい栽培技術」の取り組みとして想定されているのは、
(1)化学農薬の使用量低減
(2)化学肥料の使用量低減
(3)有機農業の取り組み開始、転換、拡大
(4)メタンの排出削減
(5)温室効果ガス(CO2、N2O)の排出削減
(6)バイオ炭の利用
(7)石油由来資材からの転換
(8)プラスティックコーティング肥料対策
の8項目。また、「省力化に資する技術」としては、
・(1)〜(8)の取り組みや、従来の営農体系と比較して作業負担が軽減される技術
・そのほか、作業負担の軽減が見込まれる技術
また、自治体や地域のアイディアによる取り組みを推進する。
事業期間は3年以内とし、検討会、技術検証、栽培マニュアル・産地戦略の策定までを行う。その後5年間のフォローアップ期間でグリーンな栽培体系の普及を目指す。

参考リンク:農林水産省