パックご飯の生産が過去最多に。
新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要や、輸出が好調だったため2020年のパックご飯の生産量は22万4,430tに上った。統計のある1999年以降で最多。
パックご飯のうち「レトルト米飯」は2万7,245t(前年比0.8%減)と微減したが「無菌包装米飯」は19万7,185t(同7.9%増)と増加。パックご飯以外の「冷凍米飯(17万1,307t/3.8%減)」、「チルド米飯(3,894t/13.8%減)」、「缶詰米飯(422t/19.8%減)」、「乾燥米飯(4,654t/13.3%減)」と全て減少している。パックご飯の生産は10年で2倍近くに増え、2016年から5年連続で最多を更新している。
パックご飯は輸出でも好調な伸びを見せている。2020年の輸出量は1,203t。金額にして約6.5億円で18%の増加。主な輸出先の香港向けは2倍にまで増加している。
米全体の消費は2019年7月〜2020年6月の年間需要量が714万tで、10年前より約100万t/13%減。
参考リンク:食品産業動態調査(農林水産省)