収入保険の加入経営体は、2020年12月末時点で前年比1万9,193増の5万5,335に。
制度開始から3年を迎えた収入保険の加入実績は、青色申告を行っている35万3,000経営体の15.7%にあたる5万5,335経営体(個人:5万2,187、法人:3,148)。加入目標(2023年に10万経営体)の55.3%。
加入件数は全体としては増加傾向だが、法人は前年(4,372件/17.2%)に対し3,148件/12.4%と減少。ただ、法人は事業年度の前月までに申し込めばよいため、12月末時点より増える見込み。
保険期間の収入金額が見込収入金額の9割を下回ることが見込まれる事故が生じた場合に通知される事故発生通知は5,100経営体(個人:4,507、法人:593)で、前年より545減。このうち、新型コロナウイルスを要因とするものは911経営体にのぼり、前年(30経営体)から大幅な増加となった。
収入保険は災害による収量の減少のほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響や市場価格の下落などによる売上の減少にも対応。保険金は、保険期間終了後の確定申告で収入が確定した後に順次支払われる。
参考リンク:農業保険(農林水産省)