春の農作業安全確認運動が3月よりスタート。農機乗車時死亡事故の大幅減を目指す。

2020年3月1日〜5月31日の3カ月間、全国で春の農作業安全確認運動が展開。農水省は「見直そう!農業機械作業の安全対策」の重点推進テーマを掲げ、2022年までに農業機械作業に係る死亡者数を2017年の211件の半数に減少させることを目指す。
重要推進テーマに基づいた推進活動として、
(1)乗用型トラクターが公道走行する際に必要な灯火器設置などの対応の周知と、安全フレームやシートベルトなどが装備されてないトラクター所有者に装備追加や買い替えを呼びかけ。
(2)農業機械の整備不良防止のため日常的・定期的点検整備を促す。
(3)乗用型トラクター乗車時のシートベルト・ヘルメットの着用徹底の呼びかけを行う。
また、継続した取り組みとして、都道府県、農機メーカー、販売店を通じた農作業事故情報の収集強化や、農業団体における労災保険特別加入団体の設置促進・労災保険特別加入制度への農業者の加入促進を図る。
運動期間中には、シートベルト・ヘルメットの着用を喚起するステッカーを全国で60万枚配布し、トラクターに貼ることを促す。また、現場での取り組みを後押しする目的で動画を作成し、農業者の会議、集会、講習会、イベントなどで活用するなどの取り組みが行われる。