「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」にロボット田植機/草刈機を追加。

ロボット技術を組み込み、自動で走行・作業を行う車両型の農業機械「ロボット農機」。この安全性を確保することを目的に、農水省が無人で自動走行させるトラクターの実用化を見据えて2017年に策定した「農業機械の自動走行に関する安全性確保ガイドライン」。今回の改正では実用化が見込まれるロボット田植機とロボット草刈機を追加、加えて「自動走行に係る危険源及び危険状態に関する整理表」などを追加。また、ガイドラインを対象ロボット農機の共通事項を第1部、ロボット農機ごとの追加事項を第2部と2部構成に修正した。
ロボット農機は自動化の度合いに応じてレベル1〜3に分類。レベル1は使用者が搭乗した状態で直進走行などハンドル操作の一部を自動化したもの。レベル2は使用者が搭乗せず目視で監視した状態で自律走行するもの。レベル3は無人状態での完全自律走行するもの。レベル2までは実用化されており、2020年度中にはレベル3の実用化を見込む。

参考リンク:農林水産省