農業機械の標準モデルと低価格モデルの価格差は3〜20%に。
農業者が良質で安価に農業資材を調達する際の参考となり、農業資材メーカーの合理化に向けた検討の参考となるよう、農林水産省が価格の調査を実施。農業機械では低価格モデルの販売がはじまり、標準モデルとの価格差が3%〜最大20%あることが分かった。
トラクターでは、50〜60馬力モデルのメーカー希望小売価格を調査。低価格モデルと標準モデルとの価格差は、最も差が少ないメーカーから順に、8%(価格差44万7,000円)、10%(同61万6,000円)、13%(同87万円)、20%(同133万9,000円)。
コンバインでは、4条刈り2種、5条刈り、6条刈り1機種ずつでメーカー希望小売価格を調査。低価格モデルと標準モデルとの価格差は、4条刈りが3%(価格差22万円)、9%(同55万円)、5条刈りが14%(同178万2,000円)、6条刈りが5%(79万2,000円)。
トラクターは、JA全農の共同購入トラクターの取扱い以降で各メーカーから低価格モデルが出揃ったこともあり、低価格化が進んでいる結果となった。
参考リンク:農林水産省