輸入依存から脱却へ。「食料安全保障強化政策大綱」策定。
食料安全保障の強化のために必要な対策と目標を示す大綱を決定。
農林水産物、生産資材について過度に輸入に依存する構造を改め、輸入原材料の国産転換と、麦・大豆など輸入依存度の高い作物の生産拡大を図る。
重点対策として、(1)食料安全保障の強化に向けた構造転換の実現と(2)生産資材等の価格高騰等による影響の緩和を掲げた。
(1)では、過度な海外依存からの脱却を目指すため、
・堆肥・下水汚泥肥料の利用拡大
・堆肥の広域流通、肥料原料の備蓄
・耕畜連携による国産飼料の供給・利用拡大
・水田の畑地化による麦・大豆の本作化促進
・輸入小麦に代わる米粉の生産・利用の拡大支援
を掲げる。
(2)では、農林水産業の経営への影響を緩和するため、日本政策金融公庫による資金繰り支援や、国民理解醸成のための情報発信、食品ロス削減・フードバンクへの支援などを掲げる。
参考リンク:食料安定供給・農林水産業基盤強化本部(首相官邸)