温室ガス削減を「見える化」。店頭に3つ星ラベル。
温室効果ガスの削減をわかりやすく消費者に伝えるため、3段階の削減率を星の数で表したラベルで「見える化」する実証実験が行われた。本格運用は2023年度から。
実証実験は2050年までに農林水産業のCO2など温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標に掲げた「みどりの食料システム戦略」の一環として実施。コメ、トマト、キュウリの3品目を対象とし、首都圏、近畿圏のスーパーなどで実施。農水省が作成した算定シートを用いて計算したCO2換算の削減率を3段階の星で表す。農地面積10aあたり、もしくは農産物10kgあたりの温室効果ガスの削減率が5%以上なら1つ星、10%以上なら2つ星、20%以上なら3つ星となる。
販売時点で削減効果を表示することで、消費者が環境に配慮した農産物を選択するよう促し、生産・販売の推進につなげる。
ラベルは、商品のパッケージやポップ、店頭のポスターなどで掲示。
参考リンク:みどりの食料システム戦略(農林水産省)