田畑価格、下落が続く。
2022年3月末時点の田畑価格は、全国平均で田が前年比2.4%減、畑が同1.4%減となり、田が30年連続、畑が31年連続の下落。
田は最も高かった1993年の55.1%、畑は同じく1992年の60.5%の水準まで下落。
下落の理由として、田は「農業後継者の減少」が20.5%と最も多く、次いで「買い手がない」19.2%。2年連続で大きく下がっている「米価の下落」も前年より6.6ポイント上昇し16.2%に。
畑でも「農業後継者の減少」が18.7%と最も多く、次いで「高齢化」18%が続いた。
賃借料も下落が続く。田はピークだった1986年の35.1%、畑は同43.5%の水準にまで低迷。田の下落幅が大きいのは、米価の下落により借り手の収益性が下がった影響とみられる。
参考リンク:田畑価格(日本不動産研究所)