ミカン、2022年産の生産量は最低水準に。
2022年産の温州ミカンの予想生産量は裏年傾向だった前年産の実績に比べ7,000t減の74万2,000tで、最も少なかった2017年産並みの水準となる見込み。
収穫期別では、ハウスミカンは前年並みの1万8,000tだが、極早生ミカンは7,000t減の11万7,000tとなり、早生温州全体では1万3,000t減の42万9,000t。普通温州が6,000t増の31万3,000t。中国、四国、九州で9月以降の乾燥や冬場の低温により着果数が少ない産地が多くなったことと、高齢化などに伴い栽培面積も減少が続き、2021年産の結果樹面積は2011年産と比べて18%減の3万7,000haとなったことなどが要因とみられる。
減少した早生に対し、普通ミカンは量の多い静岡県と和歌山県が着果数量を確保しているため、前年を上回ると予想。ただ、和歌山県より西側では晩生種になるほど着果量が少なく、地域や園地によるばらつきが顕著に出ている。
参考リンク:果樹のページ(農林水産省)