米の需給安定対策に900億円。水田リノベーション事業も積み増し。

2021年度の補正予算に、米の需給安定対策として約900億円分の事業。また、水田リノベーション事業は、2020年度第3次補正の290億円から420億円へと大幅な積み増し。

農林水産関連の補正予算は総額8,795億円で、2020年度第3次補正の1兆500億円に続き、異例の規模。
水田の畑地化や、高収益作物を中心とした営農体系への転換促進には472億円が盛り込まれ、畑地灌漑施設の整備など基盤整備の推進にあてられる。
米の需給に関しては、コロナ影響緩和特別対策として、長期的な保管、外食事業者への販売促進などに165億円。新市場開拓用米、加工用米、麦・大豆、子実用トウモロコシ、高収益作物への転換を促進する「水田リノベーション事業」に420億円。水田活用の直接支払交付金に240億円。米から麦・大豆、野菜などへの転換を促進するため、排水改良など農村整備事業に46億円が計上。

参考リンク:水田リノベーション事業(農林水産省)