2022年度米の転作助成が見直しに。

2022年度産米の転作助成では、産地交付金の加算措置などを廃止・見直しを行い、代わって水田リノベーション事業の予算を大幅に積み増す。

廃止・見直しが行われるのは、
・前年より転作を広げた場合、10aあたり1万5,000円を配分する「転換作物拡大加算」の廃止
・飼料用米・米粉用米で3年以上の契約を結んで生産した場合、10aあたり1万2,000円を配分する「複数年契約加算」の見直し
・過去5年で一度も水張りがされてない水田を「水田活用の直接支払交付金」の対象から除外
・多年生牧草で、収穫だけを行う年は「牧草への戦略作物助成」の対象から外す
・「水田農業高収益化推進助成」を、高収益作物を作付けする場合に限定
など。代わって「水田リノベーション事業」は、2020年度補正予算では270億円/支援面積6万7,000haだったものが140億円増額し410億円に。これにより支援面積も3万6,000〜4万3,000ha拡大し10万3,000〜11万haとなる。

参考リンク:農林水産省