薬剤費支援を含むツマジロクサヨトウまん延防止緊急対策、発動。

7月3日に鹿児島県南九州市で確認されたツマジロクサヨトウは、7月8日時点では鹿児島県北部から徳之島にかけての広い地域の飼料用トウモロコシ畑の50カ所以上で確認された。この状況を受け、農林水産省は以下のようなツマジロクサヨトウまん延防止対策を緊急発動中。
(1)ツマジロクサヨトウの発生状況を把握するための調査を全国で実施。
(2)ツマジロクサヨトウに効果のある農薬一覧を作成し、農業者に速やかに情報提供。
(3)ツマジロクサヨトウの防除マニュアルを策定するまでの間、植物防疫所等の指導に基づき追加的な防除を行う際に必要となる薬剤費等を支援。
(4)作物ごとの防除マニュアルを順次策定。
ツマジロクサヨトウの防除には、早期発見が重要なので、疑わしい虫を見つけた場合は、都道府県病害虫防除所又は植物防疫所まで連絡する。