2021年産米の作況指数101。適正生産量を1%上回る。

2021年産主食用米の全国の作況指数(10月25日現在)は101。作付面積は前年産に比べ6万3,000ha減の130万3,000ha。10aあたりの予想収量は539kgが見込まれ、予想収穫量は700万7,000tで前年産に比べ21万9,000tの減少。

各地方の作況指数は、北海道108、東北102、関東・東山101、北陸97、東海98、近畿99、中国99、四国101、九州99、沖縄98。10aあたりの予想収量は、北海道597kg、東北581kg、関東・東山545kg、北陸531kg、東海493kg、近畿503kg、中国517kg、四国482kg、九州485kg、沖縄303kg。
2021年産米の適正生産量は、2020年産が平年作だった場合に比べて36万t(6万7,000ha減)の693万tに設定されており、面積ベースでは適正生産量をほぼ達成する水準となっているが、予想収量は7万5,000t(1.1%)上回る。
7月時点での民間在庫量の見通しは、コロナウイルス禍の影響による想定以上の需要減を受け、2022年6月末で210万tとなり、適正水準の上限200万tを上回る。
転作作物の作付面積は、飼料用米が11万6,000haで過去最大に。また、加工用米、発酵粗飼料(WCS)用稲、米粉用米、輸出用米の作付面積も過去最大となった。

参考リンク:農林水産省